『お前に妹が居たなんて、初めて聞いたよ。』



「あぁ。ずっと入院してたからな・・・・・・。先週、家に戻ってきたばかりだし。」



『そっか・・・・。どこか悪いの??』



「心臓がちょっとな。もう10年ぐらい病院いたからなぁ。」



だからか。今さっきキッチンへ向かった時の彼女の後ろ姿は、とてもきゃしゃで、肌がとても白かった


太陽に焼けてない、透き通るような肌・・・・・・




「でさ、3年前ぐらいだったかな。病院に行ったら、いきなり“w-inds.の曲が聞きたい”

 なんて言いだしたんだよ。なんか、“お見舞いに来てくれた友達がw-inds.のファンになったから、
 
 みんなに取り残されたくない”って言ってさぁ。」



涼平は“うん。うん。”と、合づちをうちながら真剣に話を聞いた。



「それで、家にあったCD・DVDを全部持っていったら、すっかりファンになっちまってw
  
 今年こそはライブに行くぞ!・・・・なんて言ってたけどw」



『ってか、お前、CDとか買ってくれてたんだ??w』



「当たり前!!親友が頑張ってるんだからさ・・・・・」



『うわ〜ww恥ずかしい奴〜!!笑)』



「おいっwせっかく買ってやってんのに、何だその言い方w」



『うそだよwありがとう・・・・本当にうれしいよ。』





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