・。・。・。第5話・。。・・。









それから、は幸せな時間を過ごした・・・・

毎日毎日、屋上に行き いろんなコトを話した・・・・

趣味・・・特技・・・・日常のコト・・・・

ちっぽけなコトでも二人は笑顔を絶やさなかった。。。。。


「ねぇ、・・・・・」

『ん〜??何〜〜??』

「オレねぇ、ずっと外に出たくてたまらなかったんだ。。。」

『・・・・・は何歳から病院に居るのっ??』

「・・・・・8歳ぐらいかなぁ〜。。。。」

『そっか・・・・』

「オレねっ、小さい頃は活発な子だったんだよ〜〜!!その頃は大きな夢があってね〜。。。」


『夢・・・???』

「そぅ。夢。。。聞きたい??」

『聞きたいッ♪』

「テレビに出る人になるのが夢だったんだぁ・・・・」

『テレビに出る人・・・・??芸能人ってこと??』

「そぅ♪芸能人っ!!・・・と言うよりもダンサーかなぁ。。。。」

『ダンサーかぁ♪♪ならなれるよっ!!』

「でも、もう辞めちゃったんだよ。。。。。病気が発生してから・・・・」


『でも、ダンス好きなんでしょっ??』

「そりゃぁ、大好きだよっ!!今でもやれるならやりたいさっ!!!でも、この体じゃ、どうにもならないんだ・・・・」

・・・・。。。。。』

「ッッ。。。。。ごめん・・・・こんな暗いコト言っちゃって・・・」

『ううんっ。・・・・・私も変な事聞いちゃったし。。。。』


「じゃぁ、帰ろっかッ♪もう、暗くなってきてるし・・・・」

『うんっ!!』





――――――――HOME――――――――


『じゃぁ、送ってくれてありがとっ♪♪♪』

「どーいたしましてっ☆笑)) 彼女を守るのがオレの勤めだからっ♪」

『あははっwwo(〃^▽^〃)o   守ってくれてありがとっww じゃぁ、また明日ねぇ〜♪』


「あっ!!。今日の夜、屋上に来れる??」

『ぅん。。。来れるけど・・・・・どうしたのっ??』

「いや、たまには青い空より、星が輝いた空を眺めるのもイイかな〜。って思って♪♪」

『星が輝いた空かぁ〜wwイイねっ♪♪』

「じゃぁ、9時に屋上ねっ♪♪」

『分かったッ☆』


夜の屋上かぁ〜。。。。。

夜の屋上って久しぶりだなぁ〜www

の告白の返事も夜の屋上だったけっ♪♪

けっこう、あの屋上って思い出が詰まってるんだよねぇ〜・・・・・

このままずっとと居られたらいいなっ♪





その時は心のなかで決めていた・・・・

「今日こそは言わないと・・・・・」







――――――PM 9:00―――――――

「ガチャッ」

『わぁ〜。。。。すごいっキレイ・・・・』

が屋上に入ると

キレイな星空とがまっていた・・・・


『わっ!!もう来てたんだっ??待たせてごめんねっ↓↓;;』

「いいやっ♪オレも今来たところだしっ♪」

『そっかっ!!・・・・・それにしても、めっちゃ空がキレイだね〜♪
   今日の月は・・・・満月??』

「だろっ??今日なっ、満月じゃなくて、十六夜っていう月なんだよっ!!
  満月より少し欠けた月なんだけど、オレは満月より十六夜の月の方がスキなんだよねっ♪
    月って欠けるから美しいもの・・・・だとオレは思うんだよね〜。。。」

『へぇ〜wwwってそんなこと思ってるんだぁ↑↑笑))』

「ばかにすんなよぉぉ〜〜〜??!!笑笑))」

『・・・・本当。。。。吸い込まれそう・・・・』

「なぁ。・・・・・・・・・・」

『ん・・・・・??』

「オレなぁ・・・・・」

『・・・・・何〜??』

「手術の日が決まったんだよ・・・・」

『えっ。。。。。それじゃぁ、治るってコト??!!』

「治るかもしれない・・・・でも、成功率は10%なんだ・・・・・手術は明日する・・・・」

『・・・・ぅそっ。。。。。。。
   やだょっ!!!が遠くに行っちゃうのはヤダっ!!・・・』

「ごめん。。。。・・・・オレ、この手術にかけてみようと思うんだ・・・・・」

『いやだ・・・・・やだよ。。。。。。。』

「でも、オレは生きて帰ってくるからっ!!!たとえ、死んじゃっても、この空からのコトずっと見守ってるから。。。」

『死ぬなんて言わないでっ!!!は死なない。。。。。絶対に。。。。私を置いていかないって約束して・・・??』

「うん。約束するよ・・・・オレはの側にずっと居るから・・・・・」



二人は固い約束を結んだ・・・・・


これがにとって最後の星空だとも知らずに・・・・・・














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