―――――10year`s ago――――――――――――







7歳になる頃だった。いつものように、仲良しの友達、と遊んでいて、鬼ごっこをしてた。



だけど、左胸に違和感を感じた。でも、特に気にせず遊んだ。



『いたっ・・・・』



、どうしたの・・・・??」




急にしゃがみ込んだ私を心配して、は顔を覗かせながら、声を掛けた。




『なんか、左胸が痛くて・・・・・。』



「え。大丈夫??今日はもう帰ったほうがいいよ。」



『うん・・・・。ごめんねっ・・・・。』



と別れ、体を引きずりながらも家に帰った。それでも、体力は限界を超えていた。


家に着いたとたん、意識が遠くなり大きな音と共に倒れた・・・・・








気がつけば、ベットの上。視界はボヤけてて、何がなんだか分からなかった。



少しずつ、視界がハッキリしてきて、泣いているお母さんの姿が見えた。



『ん・・・。お母さん・・・・??』


 
!!よかった・・・・。目が覚めて。。。。」



『あたし、どうしちゃったの・・・・??』



「心配しなくていいのよ。これから検査があるからね。」



『うん。分かった・・・・』




お母さんの「心配しなくていい」の言葉に安心して、そのまま眠りについた。



そして、次の日から検査入院が始まり、お母さんの口から、こう告げられた・・・・



「「――――軽い 貧血―――――」」



『そっか・・・・』



まだ幼かった私は、お母さんの優しい嘘にも気づいていなかった・・・・・
















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